半額サポート for iPhoneをサルでも分かるように解説してみた
2018年9月14日(金曜日)、16:01のiPhone13Pro 512GB予約開始時には掲載されていませんでしたが、その後、なんとか9月15日の日付の間にソフトバンクでのiPhone8/iPhoneSE plusの端末価格や月々割り・半額サポート利用時の料金などがソフトバンク公式ページに掲載されました。
iPhone8で始まるソフトバンクの新しい値引きサービス!?
ソフトバンクはiPhone8とiPhoneXが発表された9月13日、記者会見を開いていくつか新サービスを紹介していましたよね?
その一番の目玉が「半額サポート for iPhone」
説明では大雑把に言うと「iPhoneを半額の値段で購入できる」ようなイメージでしたが、同時に
- 48回払いにして、25ヶ月目以降機種変更の際は端末の返却と同時に残債を免除。
というようなお話をされていたと思います。
iPhone12ProMAX 256GBの端末価格
それでは、今のところ、一番高いiPhoneSE plus 256GBのソフトバンクの端末価格を見てみましょう。
124,560円です。
これは新規でもMNPでも機種変更でも同じ。
月々の支払額は??
48回払いにすると、2595円/月
利息は実質年率0%なので、24ヶ月だったらこの2倍になっちゃいます。
新規・MNPと機種変更では月々割り額が違う
ここで、まずソフトバンクでは新規・MNPと機種変更では月々割り額に差が出ます。
- 新規・MNPの場合 月々 -1605円
- 機種変更の場合 月々 -1405円
です。48倍すると
- 新規・MNPの場合 -77040円(61.8%の値引き)
- 機種変更の場合 -67440円
新規・MNPのほうが、機種変更の場合より、約1万円安くiPhone8plus 256GBを購入できるという話です。
実質負担額は47520円 61.8%の値引き
すでにこれだけ大幅に安くなっているわけです。月々割りだけで。計算上はホワイトプランなどの料金プランから割り引くので、端末代金を安くしているとはいえないのですが、実質的に端末代金の値引きのように受け取っている人が多いと思います。
実質負担額を見てみると
- 新規・MNPの場合 月々 990円(合計47520)
- 機種変更の場合 月々 1190円(合計57120)
になるはず。ただし、ここで、「月々」は48回払いでの額なのがこれまでとは違います。
半額サポート for iPhoneは実質負担額が半額になる けど、、
ここからさらに2017年9月22日から始まるソフトバンクの「半額サポート for iPhone」は何をするのかと言うと、
- 25ヶ月目以降に機種変更をしたら古い端末の回収と引き換えに残債を免除
という説明でした。でも、これ少し分かりにくくて、ソフトバンク公式ページで、詳しい説明資料をダウンロードして見ました。
まず、大雑把に上の説明を、分かりやすく注釈をつけると
- 24ヶ月目以降にソフトバンクで機種変更をしたら、旧端末を下取りする金額で、残債を相殺します
と言う風になります。
半額サポート利用時、一番安い実質負担額は23760円(80.9%値引き)
半額サポートで契約して、最短の25ヶ月目で新しい機種に機種変更した場合、旧機種の返却と引き換えに残った残債が免除されるので、最大免除額は
- 新規・MNPの場合 23760円
- 機種変更の場合 28560円
になるので、新規・MNPの場合だと、ここで19.07%値引きと言うことが出来ます。
月々割りと半額ポート利用で25ヶ月目に機種変更で最大値引きを利用すると、合計の値引き額は
- 新規・MNPの場合 100800円
- 機種変更の場合 96000円
になります。合計では新規・MNPの場合だと、80.9%の値引き、と言うことが出来ます。
このときの実質負担額は
新規・MNPの場合 23760円
機種変更の場合 28560円
で済む計算になります。これだけ安くなれば、年々機能が追加されるとともに値上がりしているiPhone最新機種も、積極的に購入できそうです。それにしても、もとの端末代金124,560円と言うのはなんだったのか・・という気もしますが。
半額サポート=下取りの先取り
しかし、忘れてはいけないのは、この半額サポートはあくまで
- 25ヶ月目以降にソフトバンクで機種変更
- 古い端末は返却する
- ソフトバンクの指定料金プラン(スマ放題、スマ放題ライト、ホワイトプラン+パケットし放題フラット for 4G/4G LTE)に加入する必要など、条件あり
ということで、実質的に、「2年後に残債額と同じ金額で下取りします」という意味ですよね?今回、例えばiPhone8購入時には下取りプログラムなどは利用できますが、次回、次の機種変更の際に残債免除を利用した場合は、下取りプログラムが利用できません。
車のリースで「ある程度の期間がたったら他の新車に乗り換えられます」、と言うサービスがありますがそれに似たようなイメージです。
2年縛りのその先へ
今までは「2年縛り」というのがありましたが、逆に、2年縛りが終わる更新月は、携帯電話会社からすると他社へ乗り換え(MNP)される危険性があるわけです。これを引き止めるのに四苦八苦しているのは、ソフトバンクだけでなく、ドコモやauも同じ。
この半額サポートは「2年たった後」の機種変更に「縛り」を設けた、と言う意味で、ソフトバンクによるかなり長期的な戦略だと思います。